最初の会社では3年以上働いた方が特?

厚生労働省と文部科学省の調査によると、平成27年3月に卒業した大学生の就職率が96.7%、高校生の就職率も前年同期比0・9ポイント増の97・5%となり、バブル期の就職率を超えたことは大きなニュースになった。
そこまで新卒の就職率が高まってきていることは喜ばしいが、それと同時にすぐ辞める新入社員のこともニュースでよく聞かれる。よく転職する際に「3年は働いた方がいい」と言われるが実際それは本当なのだろうか?結論は「次に働く会社による」としか言えない。

3年以上働いた実績が持つチカラ

卒業してから3年目までのことを、第二新卒と呼ぶが、この第二新卒を採用試験を”受ける”資格にしている会社が多い。多くの場合は、即戦力を求めるために第二新卒を採用するケースが多いのだが、資格も何もなしに最初の会社を3年未満で辞めても受け入れてくれる第二新卒の会社はほとんど無いだろう。第二新卒の採用面接でよく聞かれるのが「前の会社を辞めた理由は何ですか?」だが、正直に「給料が安かったから」や「なんとなく嫌だったから」と言ってしまっては、採用してくれないだろう。

そこは「前に働いていた会社より、御社のほうが魅力的で・・・」とマニュアル通りの回答をしても良いが、1年そこらで前の会社を辞めてしまっていては何の説得力も無い。面接官から見れば、「たった1年2年で社会の何が分かったんだ」としか受け止められないだろう。そこを寛容に受け入れてくれる会社や人事もいるが、レアケースと言って良いだろう。転職サイトの評判や条件、口コミを頼りにして狙いを絞って攻めるのもアリと思うが、発言に説得力を持たせるために必要なのが「3年以上の職歴」。

3年以上になると第二新卒を受け入れる会社に転職することは出来ないが、発言が持つ説得力が増すので、就職に有利と言っても過言ではない。それは担当人事が年配であればあるだけ力をますだろう。何がきっかけが分からないが日本には「3年未満で辞める奴は根性の無いヤツ」という古い考えが残っている。なので、3年以上働いたというのは立派な武器になってくるのです。

中小企業に転職する際は、この「3年以上の職歴」という武器は有効と言えるだろう。中小企業は「まともな人」を中途採用で欲しているケースが多く、3年間働いた中で自分に自身を持てる部分を作って、それをしっかりと話せれば「この人はまともな社会人だな」という安心感を与える事が出来るからだ。新卒のあなたが今の会社をいくら辞めたくても、
「職歴を付ける」と割りきって3年は我慢してみてはどうだろうか?